1月末から2月初旬は、1年でもっとも寒い時期。寒さ対策として、寝るときに湯たんぽを使ったり、外出するときに使い捨てカイロを腰に貼ることも珍しくありません。その際に注意したいのが「低温やけど」。通常のやけどより治りにくく、重症化することもあります。
低温やけどは
気づかないうちに重症化してしまう
心地よく感じる低温の暖房器具でも、皮膚に長時間接触しているとやけどを負います。これが低温やけどです。
低温やけどの怖いところは、熱源が低温なのでやけどをしても熱さや痛みを感じにくく、気づかないうちに皮膚の深部まで損傷し、重いやけどになりやすいところです。
また、皮膚表面は軽いやけどにしか見えないことが多く、たいしたことはないだろうと放置して深刻化するケースもあります。
暖房器具を正しく使って、低温やけどを防ごう
暖房器具を使うときは、低温のものでも取扱説明書をよく読み、正しく使うことが大切です。基本は暖房器具を直接体にあてたり、長時間あてないこと。特に寝るときや、子供や高齢者が使うときは注意しましょう。
熱さを感じたり、皮膚に違和感があればすぐに使用の中止を。そして、患部を冷やし、水ぶくれがあればつぶさないように保護して、早めに皮膚科を受診しましょう。