大腸がんは日本人に最も多いがん。その理由として、食の欧米化や便利な生活による運動不足といった生活習慣の変化が指摘されています。当健保組合でも増加傾向にあり、特に40歳以上の男性に高い傾向がみられます。早期発見のためには、大腸がん検診を受けることが大切です。また、血便や下血、下痢と便秘の繰り返しなどの症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。
早期の段階では自覚症状がほとんどなく、
症状が現れてもわかりにくいため発見が遅れがちに
大腸がんは、大腸の粘膜細胞に発生します。
がんが小さいうちはほとんど症状がないため、早期発見には大腸がん検診が不可欠です。
がんが大きくなると血便や下血、下痢と便秘の繰り返し、便が細いなどの症状がみられます。ただし、血便や下血は痔と勘違いして放置されやすく、便通異常なども特別な症状ではないため見過ごされがち。そのため、がんが見つかった時にはかなり進行している場合があります。
40歳以降は大腸がん検診を!
予防するには運動や食事も大切
大腸がんは早期に発見し、適切な治療を行えば完治が望めます。40歳以降は大腸がん検診を受けましょう。
大腸がんの予防には、運動や食物繊維の摂取が効果的とされていますが牛肉・豚肉など、赤肉の摂り過ぎ、適量を超えた飲酒、喫煙、肥満などは大腸がんのリスクを高めるため注意しましょう。