肥満は、食べ過ぎや運動不足などにより、体に脂肪が蓄積し体重が増加した状態です。放置していると生活習慣病など、さまざまな病気のリスクが高くなります。
肥満の度合いは、一般的にBMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))という肥満指数で判定しますが、日本人の場合、BMIが25以上を超えると生活習慣病などの症状が増えることから、BMI25以上が「肥満」とされています。
肥満を予防するには、摂取量(食事)と消費量(運動等)のバランスが大切です。食べた分運動するのはなかなか難しい場合もあるので、食生活を工夫してみましょう。
食欲を抑えるポイント
※身体活動量が低い場合のエネルギー摂取量の目安は、成人男性が1日約2300kcal、成人女性が1日約1750kcal(日本人の食事摂取基準2020年版)。この約10%が、1日の間食の適量とされている。
肥満はコロナを重症化させる?!
腹部の内臓脂肪が増えると、炎症が起こり、免疫細胞が暴走します。その結果、臓器を傷つけたり、血管に血栓(血の塊)ができやすくなります。また、内臓脂肪が多い人は肺が圧迫されやすいため、呼吸機能が低下します。
こうした条件が重なり、肥満の人は新型コロナウイルス感染症が重症化しやすいとされています。