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問題:睡眠の質を高める習慣は 飲酒を控える/運動をする

問題:睡眠の質を高める習慣は 飲酒を控える/運動をする


睡眠の質を高める行動

嗜好品は「やめる」「控える」

寝酒をしない

 眠れないときにお酒を飲むとよく眠れると思われがちですが、これは間違いです。お酒を飲むと寝付きは良くなりますが、アルコールが分解されてできる「アルデヒド」には覚醒作用があるため、夜中に目が覚めてしまい、眠れなくなります。また、お酒には利尿作用もあるため、トイレに起きてしまうことが多くなります。

たばこを吸わない

 たばこの煙に含まれるニコチンには覚醒作用があります。就寝前に喫煙すると、寝付くまでの時間が長くなったり、深い眠りが減ったりすることが分かっています。

就寝2~4時間前の運動は避ける

寝る前に運動をすると、交感神経が活発に働くため興奮状態となり、かえって睡眠の妨げとなってしまいます。一方、日中に体を動かすと睡眠の質が向上しますので、ウォーキングなどの有酸素運動を習慣化しましょう。

寝室環境を整える

寝付けないときはいったん寝床から離れる

 横になるだけで身体が休まるということはなく、余計に眠れなくなることがあります。寝付けないときはいったん寝床から離れて、眠くなってから寝床に入ることを続けると、寝付きがスムーズになります。

成人に必要な睡眠時間ってどれくらい?

おおよそ6~8時間が適正な睡眠時間と考えられています。
また、睡眠時間だけでなく、「昼間に眠気が出ない」ことも睡眠が十分にとれているかどうか判断する基準となります。
参考:「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(厚生労働省)




監修

公益財団法人 大阪府保健医療財団 大阪がん循環器病予防センター
循環器病検診部長 岡田武夫

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