「組み合わせる」トレーニングが
健康づくりのカギ
これまで健康増進のための運動として、有酸素運動が知られてきましたが、近年では、筋トレやストレッチなどの柔軟性運動の重要性が明らかとなり、様々なトレーニングを組み合わせることが理想的であると考えられています。
筋トレ
効率的に痩せられる順番
有酸素運動が筋トレは、交感神経を活性化させて成長ホルモンの分泌を促進します。成長ホルモンには体脂肪の分解を促す作用があるため、成長ホルモンが十分に分泌された状態で有酸素運動を行うと、体脂肪が燃焼されやすくなります。
鍛えられる部位: 太もも、お尻 など
鍛えられる部位: 胸、上腕、体幹 など
成長ホルモンは、筋トレ後15~30分で分泌され、その後2時間くらいは脂肪燃焼効果が高い状態が続くとされています。そのため、2時間以内を目安に有酸素運動を行いましょう。
運動時間は、1日あたり20~30分を目安にすると良いでしょう。まとめて行うのが難しい場合は、時間を短くして回数を増やすのがおすすめです。まずは、10分のウォーキングを朝、昼、夜に行うなど、スキマ時間に行いましょう。大切なのは継続することです。
運動前後にはストレッチを
ストレッチにはウォーミングアップ効果、柔軟性向上などの効果があるため、怪我の予防になります。運動前後には必ずストレッチを行いましょう。
運動前のおすすめのストレッチ
体側伸ばし
足を肩幅に開いて立つ。両手の指を組み、手のひらを天井に向けて伸びをする。体を左に傾けて体側を伸ばす。反対側も同様に行う。

立ったままできる股関節ストレッチ
足を肩幅の1.5~2倍程度に開いて立つ。つま先と膝が同じ向きになるように意識して、お尻を真下に落とす。手を膝について上体を起こし、手で膝を外に押し出しながら体をひねる。ひねった方の肩を中に入れる。反対側も同様に行う。

アキレス腱・ふくらはぎのストレッチ
片方の足を大きく後ろに引き、つま先を前に向けてかかとを床につける。前になっている足の膝を曲げて体重をかけ、後ろの足のアキレス腱・ふくらはぎを伸ばす。反対側も同様に行う。

運動後のおすすめのストレッチ
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スクワット後のストレッチがおすすめ。
ストレッチで注意したい5原則
ストレッチを行う際には、下記の5つに注意しましょう。
- ① 20秒以上かけて伸ばす
- ② 伸ばす筋や部位を意識する
- ③ 痛くなく気持ち良い程度に伸ばす
- ④ 呼吸を止めない
- ⑤ 目的に応じて部位を選択する
フリーフィットネスインストラクター 今井真紀