日常に取り入れやすく、手軽に取り組めるウォーキングは体の健康を保つだけでなく、心の健康にも良い効果がたくさんあります。運動不足を解消したい、ストレスを解消したいと思ったら、ウォーキングを始める時です。通勤時やランチタイムなどのスキマ時間を活用してウォーキングを行いましょう。
体力をアップしたい時の
ウォーキング
健康な生活を維持するための体力は「筋力」「全身持久力」「柔軟性」「身体組成」で構成されます。このうち体力を支えるのは「筋力」と「全身持久力」。筋力は筋肉が発揮できる力で、全身持久力は長時間体を動かすことができる力、つまりスタミナや粘り強さのことです。
インターバル速歩は「ふつう歩き」と「速歩き」を交互に繰り返す歩き方です。ふつうの歩きでは全身持久力しか向上しませんが、それに筋力を強化できる速歩きをプラスすることで全身持久力と筋力を同時に高められ、効果的に体力を向上させることができます。
インターバル速歩のポイント
POINT1
「ふつう歩き3分」と「速歩き3分」を繰り返す
POINT2
「ふつう歩き+速歩き」を1日に5セット以上行い、速歩きの合計を15分以上に
POINT3
週4日行い、1週間の速歩きの合計を60分以上に
ストレスを解消したいときの
ウォーキング
何も考えず歩くことに集中すると、脳にあるセロトニン神経が活性化してセロトニンの分泌が増えることが分かっています。「セロトニン」は神経伝達物質のひとつで、怒りなどのネガティブな感情をコントロールして心を安定させる働きがあります。
他にも、歩くことには気分を爽快にしたり、自律神経のバランスを整えるなど心をすこやかに保つ効果があります。
ウォーキングの正しいフォーム
POINT1
歩く時間
15~30分が目安。5分ぐらい歩くとセロトニンが分泌し始める。
POINT2
歩く速度
「楽である」または「ややキツイ」と感じる程度。
POINT3
歩く時間帯
朝や昼間などの太陽が出ている時間帯。特に朝がオススメ。
POINT4
歩く頻度
できるだけ毎日。無理のない範囲で3カ月続ける。
フリーインストラクター 今井真紀