夏本番。汗をたくさんかくこの季節は水分補給がかかせません。体の中の水分が不足して脱水症になると、脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを高めてしまいます。また、水分補給をしているつもりでも、間違って行うとかえって命とりになることも。正しい水分のとり方を身につけましょう。
こんな水分補給はキケン!
私たちは体の水分を5%失うと熱中症や脱水症になります。脱水症になると血液がドロドロになって血栓ができやすく、脳や心臓の血管が詰まりやすくなります。とくに高血圧などの生活習慣病がある方は注意が必要です。
水分補給のカギは
「量」「タイミング」「飲むもの」
体の水分は尿や便、汗で1日に約2.5ℓ出ていくため、その分をきちんと補うことが大切。1日3度の食事で約1ℓの水分がとれるため、残りの1.5ℓを飲料でとりましょう。
タイミングは「起床時」「朝食時」「午前の休憩時」「昼食時」「午後の休憩時」「夕食時」「入浴前後」「就寝前」の8回ぐらいが目安で、計画的に、そして汗をかいたらそのつど水分をとりましょう。
水分は甘いものとアルコール以外ならOK。カフェインを含むものも水分補給に問題ないことがわかってきました。