当組合では、高血圧や脳血管障害などの循環器系疾患が医療費の上位を占めており、年々増加しています。高血圧は脳血管障害などの危険因子で、当組合では男女とも40歳代から増えはじめ、特に男性に多く見られます。深刻な事態を防ぐために、血圧が正常な若いうちから高血圧対策をはじめましょう。
自分の血圧を知っていますか?
生活習慣を見直して高血圧を予防
血圧が高くても自覚症状がないため、多くの人が高血圧に無頓着です。しかし、正常血圧よりやや高いだけでも放置すると動脈硬化が進み、脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管障害や心筋梗塞などの虚血性心疾患で命を落とすリスクが高くなります。
そのため、日頃から自分の血圧を把握し、生活習慣を見直すことが高血圧予防の第一歩です。すでに高血圧の方は今すぐ治療を受けましょう。
高血圧対策は
「減塩」「運動」「減量」が大切
高血圧対策の基本は生活習慣の改善で、特に「減塩」が重要。1日の塩分摂取量の目安は男性8g未満、女性7g未満※で、高血圧の人は6g未満が推奨されています。現状では男女とも平均2〜3g塩分を摂り過ぎており、それが高血圧の大きな要因のひとつになっています。そのため、減塩すれば血圧が下がりやすくなります。「運動」「減量」を同時に行えばより効果的です。
※2020年から男性は7.5g未満、女性は6.5g未満に変更される予定です。