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夕食は「何」を「いつ」食べる? 見直すと肥満予防に!

夕食は「何」を「いつ」食べる? 見直すと肥満予防に!

 一日頑張ったご褒美に夕食は好きなものを食べたいだけ食べていませんか?夜は、活動モードから徐々に休息モードへと変わる時間ですので、消化器官に負担をかけないことが大切です。また、活動量も減少しますので、摂取するエネルギー量も減らすことが肥満予防につながります。

夕食は早めに済ませるのがベスト

 夕食から就寝までの時間が短いと、寝ている間に消化器官がフル稼働している状態になり、睡眠の質が悪化します。また、夜間に血糖値が上昇すると肥満につながるため、糖質を抑えた食事内容を心掛け、夕食をとる時間は遅くならないようにしましょう。
 夕食の時間が遅くなる場合は、「分食」がおすすめです。残業などで帰宅が遅くなる時は、17時頃におにぎりや麺類などの炭水化物(糖質)を摂り、帰宅後はおかずのみを食べましょう。ただし、おかずは、揚げ物をできるだけ避けることが大切です。

肥満予防につながる
夕食のポイント

ポイント
夜はなるべく低脂肪で消化の良いものを

 揚げ物などのこってりしたものや脂肪の多い肉類などの主菜は少なめに。野菜料理などの副菜を多めにとりましょう。
 急に減らすのが難しいという方は、例えば3つ食べていたからあげを2つに減らすなど、少しでも脂質を抑えるよう心掛けましょう。

ポイント
摂取カロリーは朝・昼>夜に

 一日の摂取カロリーや食事の内容は、性別や身体活動量によって異なります。自分の必要量をきらりweb no.72に掲載している表で確認しましょう。
 表にあるエネルギー量と食事内容を3食で摂るのですが、その量は夜が最も少なくなるよう調整しましょう。

ポイント
夜も栄養バランスを意識しましょう

 栄養バランスを考える時に便利なのが「3色食品群」です。

 食事の基本となる「主食」「主菜」「副菜」を揃え、3つの食品群もまんべんなく摂ることでバランスの取れた食事になります。
コンビニやスーパーで中食を買う時も、上記を踏まえて総菜や弁当を選びましょう。

(例) 牛丼(赤:肉,黄:米)+野菜サラダ(緑:野菜

おにぎり(黄:米)+チキンの入ったサラダ(赤:肉,緑:野菜

手を使って野菜の量を
推測しましょう

 3色食品群の中で不足しがちなのは緑の野菜類です。1日の野菜の摂取基準は350gですが、サラダや総菜に野菜が何g含まれているのかわからない場合は、手を使って1日分の量を測ってみましょう。

生の状態

緑黄色野菜を両手1杯分、その他の野菜を両手2杯分

調理されている場合

かさが減るため、片手3杯分

(参考)健康日本21(栄養・食生活)

監修

大阪健康倶楽部 小谷診療所
管理栄養士 小島 京子

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